発掘情報館
体験学習室

いろいろな土器をつくろう

三原田遺跡の縄文土器
三原田遺跡の縄文土器

土器には,使いみちによっていろいろな形があります。いろいろな文様でかざられる土器や、文様のないものもあります。そのちがいは、時期や地域によってさまざまです。

みなさんは、どのような土器を作ってみますか?自分が作りたい土器を考えることからはじめましょう。

どの時代に興味がありますか?

どんな形の土器を作ってみますか?

どんな文様をつけてみますか?

そのためには、いろいろな土器の種類や作り方を調べてみましょう。

上の写真は、縄文時代中期(今から5000年前ごろ)の土器です。深鉢(ふかばち)形土器とよばれる、植木鉢のような形の土器が中心です。食べ物などの煮炊きや、物をたくわえるのに使われました。複雑な文様でかざられた土器です。

弥生時代の土器
弥生時代の土器
古墳時代後期の土器
古墳時代後期の土器

左の写真は、弥生時代後期後半(今からおよそ1800年ほど前)の土器です。物をたくわえる壷(つぼ)形土器と、煮炊き用の甕(かめ)形土器を中心にたくさんの種類が見られます。

右の写真は、古墳時代後期(今からおよそ1400~1350年ほど前)の土器です。土師器(はじき)とよばれる、文様をなくした土器です。形のちがいは生活の変化も表しています。

ふだんのくらしで使われた土器のほかに、縄文時代の土偶や古墳にたてられた埴輪などもつくってみたくなる焼き物です。