発掘情報館
体験学習室
土器をつくってみたい
やわらかい粘土が、かたい焼き物になるのはとてもふしぎです。
土器づくりは、古代人のワザを形にできる楽しい体験です。
縄文土器は、世界でも最も古い土器だそうです。
縄文時代の人は、どんなことを考えて、土器を作ったのでしょう。
じょうずに土器を作るこつは、古代人になってみることでしょう。
発掘情報館の展示室で、土器を見てみましょう。
どんな土器が、どんなふうに作られているのかどんなふうに使われたのか、古代人になって考えてみましょう。
展示室の土器をよく見て、どんな土器を作ってみるかきまったら、3階の体験学習室へ行きましょう。
体験学習室では、いつでも土器作りの体験ができます。
やわらかい粘土が、かたい焼き物に!!
土器は、そんな粘土の性質を利用した、人類初の「化学変化」活用の道具なのです。
粘土 + ( 造形技術 ) + 火 = 土器
土器の発明は人類の食生活を大きく変えました。食べ物を煮て食べられる!栄養満点でおいしいスープやシチューができるようになりました。植物のアクぬきができる!生のままでは消化の悪い木の実などが、たくさん食べられるようになりました。石皿や磨り石などの石器で木の実を粉にしました。粉食のはじまりです。森林にかこまれた縄文のムラが豊かになりました。
しかし、そのほかにも土器は何かを語っているようです。
それは、土器にこめられた心。さまざまな文様がつけられた縄文土器からは、
「土器の中の食べ物がいつまでもなくならないでいてほしい」
「これからも豊かな食べ物にめぐまれたい」
といった、人々の祈りの声が聞こえてくるようです。
お知らせ
ビデオによるわかりやすい解説の後に、粘土で土器をつくります。埴輪や土偶、土鈴、耳飾りを作ることもできます。
土器作りに必要な道具は準備してあります。
※手がよごれますので、手ふき用のタオル等をご用意ください。
※作品は乾燥して焼き上げますので、1ヶ月程度お預かりいたします。