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前橋市0946(まえばししぜろきゅうよんろく)遺跡

平成29年6月 調査
調査場所
前橋市朝倉町地内
調査期間
平成29年4月1日~平成30年3月31日
調査原因
平成29年度(主)前橋玉村線バイパス単独7軸道路整備推進事業に伴う埋蔵文化財の発掘
委託者
群馬県前橋土木事務所
主な時代
古墳~平安
遺跡の内容
4月、5月と続けてきた日赤病院建設予定地わきの道路沿いの調査を、6月初頭でひとまず区切りました。最後に調査したC3区からは、平安時代のものと推測される井戸(写真1)が確認されました。水の湧出も確認されましたが、極少量でした。土器などが多く出土し、生活の痕跡がうかがえました。
6月半ばからは、工場の隣接地をD区と設定して調査を開始しました。
今期の調査では、調査区内で南に行くほど、近世の生活面と、中世のAs-Bに覆われた面の境界が不明瞭になっていることが多くありました。D区の中にも、そのような箇所が何か所かありましたが、境界が明瞭に表れている個所も多くみられました。
平安時代末の浅間山噴火で降下した軽石や火山灰(As-B)に覆われた水田面も見つかっています。その層の下からは、6月も多くの溝(写真2)が検出されました。
7月は、引き続きD区の調査を進めていきます。
連絡先
前橋0946遺跡調査事務所 090-3244-0006
写真1 2号井戸(C3区南 北から)
写真2 139号溝(D3区南 北西から)