事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報
下田(しもだ)遺跡
平成30年9月 調査
吾妻郡長野原町大字林地内
平成30年4月2日~平成30年9月30日
八ッ場ダム建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査
国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所
縄文・近世
本遺跡は、吾妻川左岸の舌状台地の段丘面上に位置し、南縁は吾妻川により削られ、河床から30mほどの断崖で接しています。表土下には、天明泥流が厚く堆積し、調査区では1.5m~2mほどの厚さを測ります。
9月は、P区の2面目の調査を行いました(写真1)。削平や攪乱が著しい状況でしたが、調査区中央には東西に谷地形が確認できました。その地形の北側に古代の竪穴建物1棟と径80cmほどの円形の土坑(写真2)が確認されました。また、南側にはピット60基、土坑23基を確認することができました。
P区の調査をもって、今年度の下田遺跡の調査を終了しました。
9月は、P区の2面目の調査を行いました(写真1)。削平や攪乱が著しい状況でしたが、調査区中央には東西に谷地形が確認できました。その地形の北側に古代の竪穴建物1棟と径80cmほどの円形の土坑(写真2)が確認されました。また、南側にはピット60基、土坑23基を確認することができました。
P区の調査をもって、今年度の下田遺跡の調査を終了しました。
八ッ場ダム調査事務所 0279-76-8040