事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報

金井水頭山B(かないすいとうさんびー)遺跡

令和7年10月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町大字金井
調査期間
令和7年8月1日~令和7年11月30日
主な時代
縄文、古墳
遺跡の内容
10月には2号墳の調査を継続しました。2号墳は周堀や葺石、横穴式石室を検出し、墳丘周縁からは円筒埴輪の底部が立てられた状態で出土しました。墳丘は6世紀初頭の榛名山二ツ岳の噴火による火山灰の上に盛られており、周堀から出土した土器は6世紀前半の年代を示します。また、緑色凝灰岩製の完形の管玉が石室の玄室床面で1点、側壁の裏込めから2点出土しました。古墳の近くにある14号土坑からはウマの歯が出土しました。歯の形状から幼齢馬で古墳に伴って埋葬された可能性があります。
連絡先
金井水頭山B遺跡発掘調査事務所 070-2815-3947
1 2号墳の横穴式石室
2 2号墳の調査状況
3 玄室床面出土の管玉
4 出土したウマの歯