事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報

荒子(あらこ)遺跡

令和7年9月 調査
調査場所
伊勢崎市香林町
調査期間
令和7年5月1日~令和8年1月31日
主な時代
旧石器、平安、中・近世
遺跡の内容
調査地西1区では、西側台地部で縄文時代遺構の精査終了後旧石器調査、低地部東で水田関連遺構の最終確認をおこないました。西側台地では土坑数基と柱穴が確認されたほか、旧石器時代の石核2点が浅間板鼻褐色軽石群(As-BP)下のローム層中から確認されました。旧石器調査は出水が激しく、水位が下がるのを待って調査を再開する予定です。水田関連遺構としては幹線水路に流れ込む小溝や分水溝があるほか、新規に幹線水路1条が確認されています。
調査地東4区では、中央東側の調査に引き続き西側の調査をおこない、縄文時代前期竪穴建物と貯蔵穴タイプの土坑が確認されました。このほか、西側の県道脇でも土坑数基が確認されています。旧石器調査ではAs-BP下で剥片が出土し、調査継続中です。
連絡先
荒子遺跡発掘調査事務所 電話 070-2655-7726
1 4区西 縄文時代前期竪穴建物・土坑全景
2 4区東西 縄文時代土坑調査状況