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小萩山Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(こはぎやまいち・に・さん)遺跡

令和7年5月 調査
調査場所
安中市大竹
調査期間
令和7年5月1日~令和7年8月31日
主な時代
縄文、弥生、古墳、古代
遺跡の内容
5月から小萩山Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ遺跡の調査が始まりました。今月は1区の調査で縄文時代の竪穴建物4棟(写真1・2)と古墳時代前期の方形周溝墓2基(写真3)が見つかりました。方形周溝墓はどちらも墓の主体部は失われていました。1区の南斜面では断層が見つかりました(写真4)。天仁元(1108)年の浅間山噴火に伴う軽石(As-B)の層が確認できたことから、天仁元年以降に地すべりがあったことがわかりました。来月も引き続き2区の調査を行います。
連絡先
小萩山Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ遺跡調査事務所 070-2815-3900
写真1 1号竪穴建物
写真2 2・3・4号竪穴建物(3棟の竪穴建物が重複しています)
写真3 方形周溝墓全景
写真4 1区南斜面の断層