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上芝大杉(かみしばおおすぎ)遺跡・下芝谷ツ(しもしばやつ)遺跡

令和7年2月 調査
調査場所
高崎市箕郷町上芝
調査期間
令和6年12月1日~令和7年3月31日
主な時代
縄文、古墳、平安、中・近世
遺跡の内容
2月は、上芝大杉遺跡では、6世紀初頭の榛名山噴火に伴う泥流の直下で1月に発見された集石遺構の調査が進み、周溝を伴う方形の古墳と確認されました。盛り土の上に礫が方形に配置され、中央には大きめの礫が列状に並んでいます。これは、石を積み上げて作られた「積石塚」と呼ばれる古墳と考えられます。また、古墳の南側ではさらに下層の調査を行い、弥生時代の竪穴建物1棟と土坑1基を調査しました。下芝谷ツ遺跡では、6世紀初頭の榛名山噴火に伴う火山灰の下面で小区画水田が見つかりました。
連絡先
上芝大杉遺跡発掘調査事務所 070-4458-0365
1 上芝大杉遺跡 1号古墳調査状況
2 下芝谷ツ遺跡 小区画水田調査状況