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下里見中原遺跡(しもさとみなかはら)遺跡・下里見上ノ原(うえのはら)遺跡・下里見大通(おおどおり)遺跡

令和7年2月 調査
調査場所
高崎市下里見町
調査期間
令和6年4月1日~令和7年3月31日
主な時代
縄文、弥生、古墳、奈良、平安、中・近世
遺跡の内容
2月は、上ノ原遺跡では3基の「礫床木棺墓」(れきしょうもっかんぼ)の調査を継続し、うち弥生土器が集中して出土した1基が側石を持つ立派な構造であることがわかりました(写真1)。竪穴建物の調査も継続し、石組みのカマドをもつ竪穴建物も見つかりました(写真2)。中原遺跡も調査を再開し、時期の異なる大小の竪穴建物が重なり合って造られ、中には焼失した建物があったこともわかりました(写真3)。このうち30号竪穴建物は一辺8m以上ある大型の建物で、立て替えている可能性が窺えます(写真4)。
連絡先
下里見中原遺跡発掘調査事務所 070-4458-0366
写真1 下里見上ノ原遺跡 1号礫床木棺墓
写真2 下里見上ノ原遺跡 5号竪穴建物カマド
写真3 下里見中原遺跡 竪穴建物の調査状況
写真4 下里見中原遺跡 30号竪穴建物調査状況