事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報
保渡田押出(ほどたおしだし)遺跡
令和6年12月 調査
調査場所
高崎市保渡田町
調査期間
令和6年4月1日~令和7年3月31日
主な時代
古墳、古代、中・近世
遺跡の内容
12月は、遺跡の調査区を東西に分断する埋没河川跡の調査を行いました。傾斜したくぼ地に黒色泥土が厚く積っています。その上面には平安時代後期の浅間山噴火に伴う軽石(1108年降下 As-B)が、約20㎝の厚さで堆積していました(写真2)。この軽石に覆われた水田跡を想定して、丁寧な調査を行いましたが、畦畔や水路などは確認できませんでした。今後は土壌の分析で稲作の有無を確かめる予定です。
連絡先
保渡田押出遺跡発掘調査事務所 070-2656-7361