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下里見中原(しもさとみなかはら)遺跡・下里見上ノ原(しもさとみうえのはら)遺跡・下里見大通(しもさとみおおどおり)遺跡

令和6年12月 調査
調査場所
高崎市下里見町
調査期間
令和6年4月1日~令和7年3月31日
主な時代
縄文、弥生、古墳、奈良、平安、中・近世
遺跡の内容
12月は、下里見中原遺跡1区20号竪穴建物の掘方調査で、石材を並べて埋め込んで壁面を補強する構造が見られました(写真1)。2区では230基ほどのピットを調査しました(写真2)。下里見上ノ原遺跡では、竪穴建物と集石、ピット、土坑、井戸などを調査しました。3号竪穴建物は焼失家屋とみられ、炭化材や完形土器が多数出土しました(写真3)。傾斜地にある下里見大通遺跡は、狭い平坦部分にトレンチを2本入れ、ピット46基と土坑4基を調査して終了しました(写真4)。
連絡先
下里見中原遺跡発掘調査事務所 070-4458-0366
写真1 下里見中原遺跡1区20号竪穴建物の壁面補強の石列
写真2 下里見中原遺跡2区ピット群調査状況
写真3 下里見上ノ原遺跡竪穴建物調査状況
写真4 下里見大通遺跡トレンチ調査状況