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長竜(ちょうりゅう)遺跡

令和6年12月 調査
調査場所
安中市安中二丁目
調査期間
令和6年12月1日~令和7年1月31日
主な時代
古墳、古代、中・近世
遺跡の内容
長竜遺跡は、碓氷川上位段丘面の段丘崖上に立地しており、ローム台地と埋没谷からなります(写真1)。埋没谷の崖上端部からは、古代の石垣が見つかりました(写真2)。石垣は、最大9段の石が積まれており、北面と西面の一部が確認できていることなどから、何かを囲む施設として作られたと思われます。また、ローム台地から埋没谷に向かうようにして掘られた古代の溝も調査しました(写真3)。ローム台地上では中世の細長い土坑が複数見つかりました(写真4)。
連絡先
長竜遺跡発掘調査事務所 070-2815-3900
写真1 長竜遺跡調査状況
写真2 古代の石垣
写真3 古代の溝
写真4 中世の土坑