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発掘調査の最新情報
玉科(たましな)遺跡
令和6年11月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町川戸
調査期間
令和6年11月1日~令和7年3月31日
主な時代
縄文、古墳、奈良、平安、中・近世
遺跡の内容
本遺跡は、吾妻郡東吾妻町にあり、岩櫃山から南東に約1キロメートルの吾妻川右岸の榛名山北麓面に位置します。11月の調査は、調査区北側半分と南側にある古墳2基の調査を実施しました。見つかった遺構は掘立柱建物1棟、土坑墓3基(写真1)、土坑27基、ピット146基で、これらの遺構はほとんどが中近世のものです。古墳は2基とも上毛古墳総覧に原町50号墳・51号墳(写真3・4)として掲載されており、古くからその存在は確認されていました。現道脇にある古墳(原町51号)は大型の石が数個残っていますが、残存状態は良好ではありません。この古墳より東側に位置する古墳(原町50号)は、墳丘は削平され天井石などは崩落していましたが、奥壁や側壁は良好な状態で残存していました。
連絡先
玉科遺跡発掘調査事務所 090-2654-3558