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金原城跡(きんばらじょうあと)

令和6年10月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町五町田
調査期間
令和6年10月1日~令和6年10月31日
主な時代
縄文、古墳、中・近世
遺跡の内容
金原城跡は、榛名山の北麓、吾妻川右岸の段丘面上に立地します。中世城郭である金原城の城域内であると言われていましたが、城郭関係の遺構・遺物は見つかっていません。見つかった遺構は、古墳時代の土坑、縄文時代の竪穴建物、石を列状に並べた列石、配石遺構、落とし穴と考えられる土坑、ピットなどです。竪穴建物は、平らな石を床面に敷いた敷石住居と呼ばれるもので、建物の北側にある列石や配石遺構とつながるように作られていました。時期は縄文時代の後期と考えられます。調査は10月1か月で終了し、埋め戻しました。
連絡先
金原城跡発掘調査事務所 090-2654-4624
1 敷石住居の調査状況
2 敷石住居と列石、配石