事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報

柳沢(やなぎさわ)遺跡

令和6年9月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町新巻
調査期間
令和6年4月1日~令和6年10月31日
主な時代
縄文、古墳、奈良、平安、中世・近世
遺跡の内容
9月は5区・6区・7区の発掘調査を実施しました。6区では、弥生時代から古墳時代にかけての竪穴建物の調査を行い、66号竪穴建物からは弥生時代の土器が良好な状態で多数出土しました(写真1・2)。また、同建物の主柱穴の底部では、細長い溝状のくぼみを確認しました。建物を支える柱材の形状を考える上で貴重な資料になりそうです(写真3)。そのほか7区では、1128年浅間山の噴火による軽石(As-Kk)に覆われた水田や溝が見つかりました(写真4)。
連絡先
柳沢遺跡発掘調査事務所 090-2654-3558
写真1 6区66号竪穴建物出土土器
写真2 6区66号竪穴建物出土土器
写真3 6区66号竪穴建物 主柱穴底部の溝状のくぼみ
写真4 7区水田・溝全景