事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報

5月は縄文時代前期から中期の土坑やピットなどの調査を行いました。前期では断面形がフラスコ状を示す袋状土坑が確認されました。このような形態の土坑は、貯蔵用に使用された可能性が推定されています。中期の土坑からは黒曜石製の石鏃が出土しました。土坑やピットは多数確認されていますが、土器や石器といった生活用具の出土は少なく、竪穴建物も発見されませんでした。