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三ツ寺鍛冶街道(みつでらかじかいどう)遺跡・保渡田裸薬師(ほどたはだかやくし)遺跡

令和4年10月 調査
調査場所
高崎市三ツ寺町地内
調査期間
令和4年5月1日~令和5年3月31日
主な時代
古墳・奈良・平安
遺跡の内容
10月はJR上越新幹線西側を調査しました。この調査区では5世紀末~6世紀初頭の竪穴建物1棟、7世紀代の竪穴建物1棟、天仁元(1108)年の浅間山噴火により降下した軽石(As-B)で埋没した水田、平安時代以降の畑や溝を確認しました。7世紀代の竪穴建物は、カマドの構築材に加工した軽石を使用していました(写真1)。溝はAs-Bを混入する土で埋没していることから、天仁元(1108)年以降の遺構であることがわかります(写真2)。
連絡先
三ツ寺鍛冶街道遺跡発掘調査事務所 070-2655-7726
写真1 加工した軽石を構築材に用いたカマド
写真2 平安時代以降に掘削された溝