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小田沢(おだざわ)遺跡

令和4年6月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町植栗・岩井地内
調査期間
令和4年5月1日~令和4年12月31日
主な時代
古墳、奈良、平安、中世、近世
遺跡の内容
5月に引き続き5-1区では、中・近世の掘立柱建物群を確認しました。10号掘立柱建物では、柱穴の底部に自然石を利用した礎盤石(そばんせき)が据え置かれていることが確認されました。
6-1区では、平安時代の竪穴建物の調査を行っています。1号竪穴建物からは床全面から炭化した木材が出土していることから、火災により焼失した竪穴建物と考えられます。また、この竪穴建物からは鉄製の紡錘車(ぼうすいしゃ/糸を紡ぐ道具)が出土しました。
連絡先
小田沢遺跡発掘調査事務所 090-3244-0006
1 5-1区10号掘立柱建物の確認状況
2 5-1区10号掘立柱建物の柱穴内の基盤石
3 6-1区1号竪穴建物の炭化木材の出土状況
4 6-1区1号竪穴建物から出土した鉄製の紡錘車