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発掘調査の最新情報

小仁田(こにた)遺跡

令和4年6月 調査
調査場所
みどり市笠懸町鹿地内
調査期間
令和4年4月1日~令和4年7月31日
主な時代
縄文、平安、中世
遺跡の内容
小仁田遺跡は、みどり市南部の大間々扇状地上に立地し、大間々世良田線の道路拡幅に伴い発掘調査を行っています。遺跡の西側に天神山、北東側には鹿田山を望み、周辺には馬見岡遺跡や天神山古墳群、山際瓦窯跡などが分布しています。調査区は現道等を区画として1~10区に分割して調査を行っています。6月は、2~4・6・8・9区の調査を行いました。
2区8号竪穴建物の調査では、2号竪穴建物と同様に建物から粘土塊が出土しました(写真1)。8区4号竪穴建物では埋没土上層に天仁元(1108)年に噴火した浅間山の軽石(As-B)が堆積していることを確認しました(写真2)。この竪穴建物は、出土遺物から9世紀中頃と判断されます。
連絡先
小仁田遺跡調査事務所 070 – 4458 -0366
写真1 2区8竪穴建物 中央部に粘土塊が出土
写真2 8区4号竪穴建物 埋没土上層のAs-B堆積状況