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発掘調査の最新情報

本宿(もとじゅく)遺跡

令和4年4月 調査
調査場所
安中市安中地内
調査期間
令和4年4月1日~令和4年5月31日
主な時代
縄文・古墳・奈良・平安・中世・近世
遺跡の内容
本宿遺跡は、北を九十九川、南を碓氷川に挟まれた安中市街地が広がる台地の中央に位置し、標高は173~174mです。
発掘調査は西毛広域幹線道路建設に伴うもので、市道南北中央幹線の東側拡張部分が調査対象地となっています。調査範囲が南北方向に長いため、北半部を1区、南半部を2区としました。
1区では第1面で天明3(1783)年の浅間山噴火で堆積した軽石(As-A)を埋め込んだ復旧坑(写真1)や土坑等を調査しました。第2面では古代の土坑やピット、土師器や須恵器の杯、甕片が出土しました。2区では、As-Aを含む黒色土で埋没した溝状遺構(写真2)を確認しました。
連絡先
本宿遺跡発掘調査事務所 070-2815-3900
写真1 1区で確認した復旧抗(壁面の白い層がAs-A)
写真2 2区で確認した溝状遺構