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小田沢(おだざわ)・下泉A(しもいずみえー)遺跡

令和3年10月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町植栗地内
調査期間
令和3年9月1日~令和3年11月30日
主な時代
弥生、古墳、平安、中世、近世
遺跡の内容
10月の調査は、下泉A遺跡3区と小田沢遺跡4-2区の調査を行いました。調査面数は5面を想定しています。下泉A遺跡の調査では、As-Kkを掘り込んだ中近世の掘立柱建物(写真1)が検出されました。柱の間隔は2.1m~2.4mほどで、長方形の建物であったことが分かりました。柱穴の底部には自然石を利用した根石が置かれていました。小田沢遺跡4-2区1面の調査では、近世の溝(写真2)を検出しました。溝は東西に作られており、溝の中からは石や杭と共に陶磁器片が出土しました。
連絡先
小田沢・下泉A遺跡発掘調査事務所 07026557412
写真1 下泉A遺跡3区 6号掘立柱建物
写真2 小田沢遺跡4-2区 41号溝