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発掘調査の最新情報
福島下町・屋敷下遺跡(ふくしましもまち・やしきした)遺跡
令和3年10月 調査
甘楽郡甘楽町大字福島地内
令和3年9月1日~令和3年10月31日
弥生、古墳、近世
本遺跡の発掘調査は、鏑川の南約700mを東西に走る国道254号の道路拡幅に伴うもので、道路の北側の調査を実施しました。10月は、「城下町小幡」の信号東側、6区とした調査区の調査を行いました。
6区では、弥生時代の竪穴建物2棟と竪穴状遺構1基、古墳時代の竪穴建物1棟、他に古墳時代以降と思われる柱穴列1条、弥生時代及び中近世以降の土坑やピットなどが検出されました。竪穴建物は、調査範囲が限られているために、いずれも全体の1/3~1/4程度の調査となりました。古墳時代の竪穴建物は、基盤の礫層を掘りこんで造られており、床面及びその上から多量の礫とともに土器が出土しました(写真1)。また、柱穴列は幅約4mの撹乱を挟んで両側で見つかりました。東西方向に1直線に9本の柱穴が検出され、柱の間は約2m、全長約21mでした(写真2)。
「城下町小幡」の信号西側にある5区の一部で、ローム層の堆積が認められたことから旧石器時代の確認調査を行いましたが、遺物は出土しませんでした。6区でも旧石器時代の確認調査を行いましたが遺物は出土しませんでした。調査は10月末で終了しました。
6区では、弥生時代の竪穴建物2棟と竪穴状遺構1基、古墳時代の竪穴建物1棟、他に古墳時代以降と思われる柱穴列1条、弥生時代及び中近世以降の土坑やピットなどが検出されました。竪穴建物は、調査範囲が限られているために、いずれも全体の1/3~1/4程度の調査となりました。古墳時代の竪穴建物は、基盤の礫層を掘りこんで造られており、床面及びその上から多量の礫とともに土器が出土しました(写真1)。また、柱穴列は幅約4mの撹乱を挟んで両側で見つかりました。東西方向に1直線に9本の柱穴が検出され、柱の間は約2m、全長約21mでした(写真2)。
「城下町小幡」の信号西側にある5区の一部で、ローム層の堆積が認められたことから旧石器時代の確認調査を行いましたが、遺物は出土しませんでした。6区でも旧石器時代の確認調査を行いましたが遺物は出土しませんでした。調査は10月末で終了しました。
福島下町・屋敷下遺跡発掘調査事務所 090-3244-0006