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森下宮原(もりしたみやばら)遺跡

令和3年9月 調査
調査場所
利根郡昭和村森下地内
調査期間
令和3年6月1日~令和3年12月31日
主な時代
縄文~古代
遺跡の内容
先月に引き続いて調査を進め、今年度の調査で確認された竪穴建物は40棟を超えました。6世紀前半の39号竪穴建物では、カマドの状態が良好であり、長胴甕2点が据えられたまま残存していました(写真1)。また、カマド脇には、甕の口縁部を加工した置台の上に、小型の壺と甑(こしき、米を蒸すための土器)が重ねられていました(写真2)。弥生時代後期の竪穴建物も、2棟検出されています。いずれも北側寄りに炉が設置されており、南側が入口だったようです(写真3)。床面からは、弥生時代の壺や甕、高杯などが出土しました(写真4)。来月以降は、進入路の付替えを行い、その下の遺構の調査を進めていく予定です。
連絡先
森下宮原遺跡発掘調査事務所 090-2652-8848
写真1  39号竪穴建物 カマド全景
写真2  39号竪穴建物 カマド脇 遺物出土状況
写真3  43号竪穴建物 全景(東側から撮影)
写真4  43号竪穴建物 遺物出土状況