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上江黒遺跡(かみえぐろいせき)

令和3年8月 調査
調査場所
邑楽郡明和町上江黒
調査期間
令和3年8月1日~令和3年9月30日
主な時代
縄文、古墳、奈良、平安、近世
遺跡の内容
本遺跡は、利根川旧河道左岸の自然堤防上に立地します。遺跡の南東約500mには江黒古墳があります。1991年に明和村(杯現明和町)が行った調査では、古墳時代から平安時代の遺構が検出されています。
8月の調査は、調査区東半分の調査を先に行い、縄文時代から近世にかけての竪穴建物、土坑、ピット、溝を検出しました。東側では縄文時代中期から後期の土坑2基を検出しました(写真1)。2基の土坑内からは多量の縄文土器が出土しました。また、南側では古墳時代から古代の竪穴建物を検出しました(写真2)。カマドは調査区外のため調査できませんでしたが、柱穴を確認し、床面から土師器のつき杯や甕が出土しました。今後は調査区西半分の調査を行う予定です
連絡先
上江黒遺跡発掘調査事務所 070-2655-7726
写真1 縄文時代の土坑調査風景
写真2 検出された古墳時代から古代の竪穴建物