事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報

下芝上田屋(しもしばかみたや)遺跡・上芝西龍之宮(かみしばにしりゅうのみや)遺跡

令和3年5月 調査
調査場所
高崎市箕郷町下芝・箕郷町上芝地内
調査期間
令和3年4月1日~令和3年5月31日
主な時代
古墳時代、平安時代、中世
遺跡の内容
5月は、下芝上田屋遺跡東半部の調査を行い、西半部と同様に3つの遺構面を確認しました。1面目は天仁元年(1108)の浅間山噴火に伴う軽石で埋没した水田、2面目は6世紀中頃の榛名山噴火に伴う角閃石安山岩を含む泥流で埋没した水田でした(写真1)。2面の水田下の堆積土を再検討したところ、6世紀前半の榛名山噴火による泥流であることが分かり、その泥流下面から畠を検出しました(写真2)。
調査は、5月末で終了しました。
連絡先
下芝上田屋遺跡・上芝西龍之宮遺跡発掘調査事務所 070-2815-3900
写真1 古墳時代の水田(2面目)
写真2 古墳時代の畠(3面目)