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柳田遺跡(やなぎだ)遺跡

令和3年1月 調査
調査場所
伊勢崎市赤堀今井町地内
調査期間
令和3年1月1日~令和3年3月31日
主な時代
縄文、古墳、古代、中世、近世
遺跡の内容
柳田遺跡の調査は、平成29年度から断続的に調査を行い4年目になります。これまでの調査では、南北に延びる微高地上の調査を行い、古墳時代を中心とした竪穴建物が120棟以上検出されています。今年度は、これらの集落のある微高地部分から現道を挟んだ東側の水田耕作地内の調査を中心に行います。1月の調査は、3区、4区、5区の調査を行いました。3区では、中近世の溝2条と集石1基を検出しました(写真1)。4区、5区でも微高地の広がりが確認でき、縄文時代から古墳時代の土坑やピットが検出できました。その東側に天仁元年(1108年)浅間山噴火に伴う軽石As-Bで埋没した面が確認でき、縁辺に溝(写真2)を2条検出しました。As-Bで埋没した溝は4区から5区にかけて調査区を南北に縦断し、もう1条はAs-B降下後に掘られたが溝で、As-Bの混ざり合った埋没土でした。
連絡先
柳田遺跡事務所 090-5490-1699
写真1 3区全景
写真2 5区17号溝全景