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植栗中原(うえぐりなかはら)遺跡・植栗山根A(うえぐりやまね)遺跡
令和2年5月 調査
吾妻郡東吾妻町大字植栗字中原地内
令和2年4月1日~令和2年11月30日
古墳・奈良・平安・中世
植栗中原遺跡2区西側では、縄文時代及び旧石器時代を対象として調査を行いました。黄褐色ローム層の直上の層位(ローム漸移層)から、黒曜石の剥片(はくへん)が出土しました。また、黄褐色ローム層中から、スクレイパー(掻器)(写真1)とよばれる石器も出土しました。遺跡のほぼ中央の3区西側の調査では、竪穴建物(たてあなたてもの)・土坑(どこう)などの調査を進めました。竪穴建物は、炉が確認でき、出土遺物から古墳時代前半の竪穴建物と考えられます。
植栗山根A遺跡では、4月に引き続き、隣接地の平安時代の水田の調査を行いました。
大治3年(1128年)の浅間山の噴火に伴うAs-kkを取り除き、水田畦畔(すいでんけいはん)と考えられる高まりを検出しました。(写真2)。この水田の下からは、人為的な遺構及び遺物は発見されず、調査は終了しました。
植栗山根A遺跡では、4月に引き続き、隣接地の平安時代の水田の調査を行いました。
大治3年(1128年)の浅間山の噴火に伴うAs-kkを取り除き、水田畦畔(すいでんけいはん)と考えられる高まりを検出しました。(写真2)。この水田の下からは、人為的な遺構及び遺物は発見されず、調査は終了しました。
植栗中原遺跡発掘調査事務所 090-3244-0006