事業団の発掘と整理
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T007(てぃーぜろぜろなな)遺跡
平成30年12月 調査
富岡市後賀地内
平成30年9月1日~平成31年1月31日
平成30年度社会資本総合整備(広域・長野)(一)下高尾小幡線庭谷工区に伴う埋蔵文化財の発掘
群馬県富岡土木事務所
縄文・弥生・古代時代
12月は主に1区と2区の古墳の調査を行いました。1区の2号墳は、墳丘のテラス部より上が攪乱されていましたが、攪乱土を除去したところ、石室北側の裏込礫の底面部分が一部残されていたことが確認できました(写真1)。2区は4号墳(方形周溝墓)と、4号墳を包み込むように重なって築造された5号墳の周溝調査と、7号墳の葺石の解体調査を主に行いました。4号墳と5号墳の重複は、4号墳が古く築かれています。また、5号墳の周溝には石が大量に落ち込んでいることから、5号墳は葺石を葺いた円墳であったと思われます(写真2)。7号墳の葺石はまず底部に基礎となる石を据え、次いで縦に通った目地の石列を設置し、最後に目地の間を石で埋めていく作業を行ったことがわかりました(写真3・4)。
T007遺跡調査事務所 070-2655-7412