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沼田(ぬまた)遺跡

令和元年11月 調査
調査場所
伊勢崎市北千木町地内
調査期間
令和元年11月1日~令和元年12月31日
調査原因
令和元年度伊勢崎深谷線単独道路改築事業に伴う発掘調査
委託者
伊勢崎土木事務所
主な時代
古墳・奈良・平安・中近世
遺跡の内容
 本遺跡は、広瀬川と粕川とに挟まれた伊勢崎台地上の微高地に立地しています。
 これまでに、古墳時代から中近世に至るまでの遺構が検出され、奈良から平安時代の竪穴建物が10棟ほど検出されました。発見された遺構は、後世の耕作により削平されていました。また、ほとんどの竪穴建物の東壁にはカマドを備えていました(写真1)。これらの竪穴建物から出土した土師器や須恵器を観察すると、古代(写真2)の溝を挟んで、東側の竪穴建物出土遺物がやや新しい時期の傾向が見受けられます。
連絡先
沼田遺跡調査事務所 070-4458-0366
写真1 平安時代竪穴建物全景(西から)
写真2 平安時代竪穴建物遺物出土状況(西から)
写真3 古代溝全景(南から)
写真4 発掘作業状況(南から)