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浜町(はまちょう)遺跡

令和元年10月 調査
調査場所
太田市本町地内
調査期間
令和元年10月1日~令和元年10月31日
調査原因
令和1年度一級河川八瀬川社会資本総合整備事業に伴う発掘調査
委託者
太田土木事務所
主な時代
縄文・古墳・奈良・平安
遺跡の内容
 本遺跡は、大間々扇状地の扇端部で、由良台地の東側、金山丘陵の南部に位置し、北西から南東に延びる微高地に、八瀬川を挟みながら東西岸に立地しています。今年度は、東武鉄道太田駅の西側で東武伊勢崎線と東武桐生線の合流部分付近が調査対象地です。
 調査区全体に鉄道敷設時などの攪乱が認められましたが、その中から古墳時代~平安時代に相当する竪穴建物5棟、溝8条、土坑39基、ピット69基、井戸1基を検出しました(写真1)(写真2)。竪穴建物は北側や東側にカマドが設置され、うち1軒はカマドの作り替えが行われていたことがわかりました(写真3)。また、カマドの袖材に土器を使用していた竪穴建物も確認できました(写真4)。その他に、竪穴建物からは少量ではありますが埴輪片も出土しており、周辺の古墳群から持ち込まれたと考えられます。
連絡先
浜町遺跡調査事務所 0279-52-2511
写真1 調査区北部全景(東から)
写真2 調査区北部調査状況(北西から)
写真3 5号竪穴建物全景(西から)
写真4 1号竪穴建物カマド遺物出土状況(北から)