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発掘調査の最新情報

東宮(ひがしみや)遺跡

令和元年9月 調査
調査場所
長野原町川原畑地内
調査期間
令和元年6月1日~令和元年9月30日
調査原因
八ッ場ダム建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査
委託者
国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所
主な時代
縄文・近世
遺跡の内容
 本遺跡は、吾妻川左岸の山麓緩斜面に立地し、標高は530m前後です。
 吾妻川に隣接する5区では、縄文時代中期から後期の敷石住居が多数検出されました。これらの敷石住居には石囲いの炉が検出されました(写真1)。また、多くの竪穴建物の床面からは、人頭大の大きさの扁平な円礫のほか、握り拳程度の大きさの円礫が検出されました。これらの礫はいずれも床に敷き詰められていたものと推定されます。
 高台の8区では、縄文時代中期から後期にかけての竪穴建物や土坑、列石などが検出されました(写真2)。列石の上段からは敷石住居が検出されたことから、列石に付随して建てられていたと考えられます。
 9月末で、東宮遺跡の発掘調査は5区・8区ともに完了しました。
連絡先
東宮遺跡調査事務所 070-4458-0363
写真1 5区 縄文時代の敷石住居 全景 東から
写真2 8区 調査区全景 写真上が北