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西久保Ⅳ(にしくぼよん)遺跡

令和元年8月 調査
調査場所
吾妻郡長野原町大字横壁地内
調査期間
令和元年7月16日~令和元年9月30日
調査原因
八ッ場ダム建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査
委託者
国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所
主な時代
縄文・平安・近世
遺跡の内容
 本遺跡は、吾妻川右岸の中位段丘面に立地しています。吾妻川は、遺跡地西側では北へ流れていますが、遺跡北側でほぼ直角に流れを東に変えています。吾妻川沿いは、40m近いほぼ直立する崖面となっています。遺跡地は、南から北への緩斜面地形を基本としつつ、吾妻川段丘崖が迫る西へも緩やかに傾斜する地形となっています。
 8月は調査区北部の調査を進めていき、調査区西部と同様にA軽石の堆積を確認しました。調査区北部は東から西へ緩斜面が広がっており、一部テラスのような平坦地があることもわかりました。また、天明泥流の流下による攻撃痕も各所に残っており、当時の泥流の衝撃の強さを物語っています。(写真1) (写真2)
連絡先
西久保Ⅳ遺跡調査事務所 070-4458-0366
写真1 調査区北部全景(東から)
写真2 調査風景(東から)