事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報
西久保Ⅳ(にしくぼよん)遺跡
令和元年7月 調査
吾妻郡長野原町大字横壁地内
令和元年7月16日~令和元年8月31日
八ッ場ダム建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査
国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所
縄文・平安・近世
本遺跡は、吾妻川右岸の中位段丘面に立地しています。吾妻川は、遺跡地西側では北へ流れていますが、遺跡北側でほぼ直角に流れを東に変えています。吾妻川沿いは、40m近いほぼ直立する崖面となっています。遺跡地は、南から北への緩斜面地形を基本としつつ、吾妻川段丘崖が迫る西へも緩やかに傾斜する地形となっています。(写真1)
調査は7月より開始し、調査区東部では現代の攪乱が広範囲に広がりながらも、天明泥流と浅間A軽石が検出されました(写真2)。また、調査区西部でも東部と同様に天明泥流と浅間A軽石の堆積を確認することができました(写真3)(写真4)。また、調査区内は天明泥流により押し流された礫によってつけられたと思われる攻撃痕が各所に残されていました。
調査は7月より開始し、調査区東部では現代の攪乱が広範囲に広がりながらも、天明泥流と浅間A軽石が検出されました(写真2)。また、調査区西部でも東部と同様に天明泥流と浅間A軽石の堆積を確認することができました(写真3)(写真4)。また、調査区内は天明泥流により押し流された礫によってつけられたと思われる攻撃痕が各所に残されていました。
西久保Ⅳ遺跡調査事務所 070-4458-0366