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下湯原(しもゆばら)遺跡

令和元年7月 調査
調査場所
吾妻郡長野原町大字川原湯地内
調査期間
平成31年4月1日~令和元年7月31日
調査原因
八ッ場ダム建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査
委託者
国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所
主な時代
中世・近世
遺跡の内容
7月の調査では、H-2区(旧国道145号線)の2面(古代~中世)、H-3区の2面(古代~中世)、C-4区1面(近世)の調査を行いました。
H-2区の2面では、掘立柱建物8棟、土坑、ピット等を確認しました(写真1・写真2)。西部では4棟の掘立柱建物が折り重なるように密集しており、何度も立て直したことが伺えます。
H-3区の2面では掘立柱建物3棟、溝2条、土坑、ピット等を確認しました。掘立柱建物は3棟とも方向を同じにして建てられていました(写真3)。
C-4区の1面では天明泥流下の畑を確認しました。中央部を境に、北側と南側で高低差があり、最大で1m以上になります。平坦面も2基確認できましたが、いずれも南側の低いほうの畑で確認しました。1面調査の後にトレンチによる遺構確認作業を行いましたが、遺構は確認できませんでした。
下湯原の調査は7月をもって終了しました。
連絡先
下湯原遺跡調査事務所 090-2652-8848
写真1 H-2区 第2面掘立柱建物調査風景空撮(西から)
写真2 H-2区 第2面全景空撮(上が北)
写真3 H-3区 第2面調査風景空撮(西から)
写真4 C-4区 第1面天明泥流下畑調査風景空撮(西から)