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金井下新田(かないしもしんでん)遺跡
令和元年5月 調査
渋川市金井字下新田1644番地5他内
平成31年4月1日~令和元年7月31日
一般国道17号(渋川西バイパス)建設事業に伴う埋蔵文化財調査
国土交通省
縄文・弥生・古墳・古代・中近世
5月の調査では、7区北側のHr-FP(6世紀中頃に榛名山の噴火活動により噴出し堆積した軽石層)降下面(写真1)とHr-FA(6世紀初頭に榛名山の噴火活動により噴出し堆積した火山灰層と、火砕流堆積物でS1からS15に分層される)の調査を行いました。Hr-FP降下面(写真1)からは、昨年度の調査区で発見された1号道(写真2)の北側延長部分と考えられる道や、3号道、113個の馬蹄痕(写真3)を確認しました。これらの遺構は、Hr-FPによって埋没していました。Hr-FA面の調査は火山灰や、火砕流ごとにS9、S7、S3の上面の調査を行いました。S3上面の調査では、榛名山の噴火活動によって、噴出した火山弾が飛来したことで生じた線状衝撃痕を30箇所確認しました(写真4)。来月は「甲を着た古墳人」や「囲い状遺構」などが見つかったS2上面の調査を行います。
金井下新田遺跡調査事務所 電話 090-5490-1699