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前橋市0946(まえばししぜろきゅうよんろく)遺跡

平成29年9月 調査
調査場所
前橋市朝倉町地内
調査期間
平成29年4月1日~平成30年3月31日
調査原因
平成29年度(主)前橋玉村線バイパス単独7軸道路整備推進事業に伴う埋蔵文化財の発掘
委託者
群馬県前橋土木事務所
主な時代
古墳・平安
遺跡の内容
9月の発掘調査は、6月から継続して行ってきた工場の隣接地、D区の調査が終了しました。今月からは、道路を挟んで南側にある地域をE区と設定して、調査を行っていきます。
D区の最後の調査では、一番の北側の地域を主に調査区として、発掘にあたりました。平安時代、天仁元(1108)年に浅間山が噴火した時に降った火山灰、軽石に覆われた水田面や、6世紀初頭に榛名山が噴火した後に発生した泥流の下の面で溝などを調査し、4世紀初頭に浅間山が噴火した時に降った軽石が多く入った層の下の面についても調査しました。
E区も、D区と同様の時代について調査を進めます。E区はD区よりも標高が高かったようで、調査面が浅いところにあります(写真1)。当時の地形についても、調査を進める中で明らかになってくると思います。
また、E区では住居跡が発見されました(写真2)。生活実態があったことは、多くの遺物が出土していることからも推測されます。10月も、引き続きE区の調査を進めていきます。
連絡先
前橋0946遺跡調査事務所 090-3244-0006
写真1 作業員による調査状況(E1区 As-C下面 南西から)
写真2 4号住居(E1区 As-C下面 北東から)