事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報
中棚Ⅰ(なかだないち)遺跡
平成29年10月 調査
吾妻郡長野原町大字林地内
平成29年7月1日~平成29年11月30日
八ッ場ダム建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査
国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所
平安・中世
本遺跡は、吾妻川左岸の上位段丘面にあります。調査区は中棚地区の集落の南側と東側に位置し、南側に中位段丘面との段丘崖があり、標高は600mほどです。
10月の調査では3区の2面目の調査に着手し、さらに調査範囲を4区まで広げて調査を行ってきました。3区では、2面目の調査で土坑が4基検出されました(写真1)。また、東に続く斜面地の4区では、平安時代の住居に伴うカマド1か所と陥穴2基を検出しました(写真2)。現在は、調査区東の山林が広がる5区の調査を行っています。こちらは「中棚の砦」と呼ばれた場所の一部で、標高630m付近の頂きは平坦になっており、東側の深い谷に沿って道があり、南西の尾根沿いにも道といくつかの平坦面があります。ここでは道と平坦部を中心に調査を進めています。
10月の調査では3区の2面目の調査に着手し、さらに調査範囲を4区まで広げて調査を行ってきました。3区では、2面目の調査で土坑が4基検出されました(写真1)。また、東に続く斜面地の4区では、平安時代の住居に伴うカマド1か所と陥穴2基を検出しました(写真2)。現在は、調査区東の山林が広がる5区の調査を行っています。こちらは「中棚の砦」と呼ばれた場所の一部で、標高630m付近の頂きは平坦になっており、東側の深い谷に沿って道があり、南西の尾根沿いにも道といくつかの平坦面があります。ここでは道と平坦部を中心に調査を進めています。
八ッ場ダム調査事務所 0279-76-8040