事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報

10月は、6・7区の建物を継続的に調査するとともに（写真１）、現町道下の掘削範囲をさらに拡張して天明泥流が押し寄せる直前まで使われていた道や畑などの確認を行いました。
調査によって南側の6区と北側の7区を分ける現町道下には、当時も道があったことが分かりました。さらに、当時の道も現町道と同じように南北方向や南西方向へ分岐し、屋敷や畑に通じていることが確認できました。天明泥流によって周辺地域が埋没しても、ほぼ同じ場所に道を再建していたのです。また、道は石垣によって補強され、排水のための溝が伴っていました（写真2）。現在は、西側に位置する８区でも天明泥流直下の畑、復旧溝群、石垣などの調査を行っています。