事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報
綿貫41(わたぬきよんじゅういち)遺跡
平成31年1月 調査
高崎市綿貫町地内
平成31年1月1日~平成31年3月31日
平成30年度社会資本総合整備(活力・重点)(主)前橋長瀞線現道拡幅事業
高崎土木事務所
古墳・奈良・平安・中世
綿貫41遺跡の本年度の発掘調査地点は、国道354号高崎玉村バイパス交差点から南、県道前橋長瀞線に沿った600mほどの範囲、現道拡幅範囲の一部分が対象地で、井野川右岸の高崎台地上に位置しています。
1月から12の調査区を設定し、各調査区内をさらに分割した調査工程で着手しています。
最初に着手した5区南では、幅4m、深さ2m、底部巾40cmほどの薬研堀の溝が確認されました。底面の薄い僅かな埋没土の上位には、天明3(1783)年に浅間山噴火で降下したAs-A軽石層が堆積していたことから、近世後半頃には地域にとって重要な遺構であったと思われます。また、6区北第1面の調査では、As-A軽石混土下の水田が確認されました。幅1mほどの畦で区画されていました。第2面目では、東西に走行する複数の溝、土坑、ピット、土坑などが検出されました。調査が終了した1区南調査区からは、古代の竪穴建物の一部などが確認されています。
2月からは、現道東側の主要部分に着手していきます。
1月から12の調査区を設定し、各調査区内をさらに分割した調査工程で着手しています。
最初に着手した5区南では、幅4m、深さ2m、底部巾40cmほどの薬研堀の溝が確認されました。底面の薄い僅かな埋没土の上位には、天明3(1783)年に浅間山噴火で降下したAs-A軽石層が堆積していたことから、近世後半頃には地域にとって重要な遺構であったと思われます。また、6区北第1面の調査では、As-A軽石混土下の水田が確認されました。幅1mほどの畦で区画されていました。第2面目では、東西に走行する複数の溝、土坑、ピット、土坑などが検出されました。調査が終了した1区南調査区からは、古代の竪穴建物の一部などが確認されています。
2月からは、現道東側の主要部分に着手していきます。
綿貫41遺跡調査事務所 090-5411-8578