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前橋市0946(まえばししぜろきゅうよんろく)遺跡

平成29年7月 調査
調査場所
前橋市朝倉町地内
調査期間
平成29年4月1日~平成30年3月31日
調査原因
平成29年度(主)前橋玉村線バイパス単独7軸道路整備推進事業に伴う埋蔵文化財の発掘
委託者
群馬県前橋土木事務所
主な時代
古墳~平安
遺跡の内容
 7月は、6月から引き続き工場の隣接地をD区と設定して、調査を行いました。  今月の調査では、6月に調査した地域の北側の地域を主に調査区として、発掘にあたりました。
 平安時代、天仁元(1108)年に浅間山が噴火した時に降った火山灰、軽石に覆われた水田面や、6世紀初頭に榛名山が噴火した後に発生した泥流の下の面で溝などを調査し、4世紀初頭に浅間山が噴火した時に降った軽石が多く入った層の下の面を調査中(写真1)です。
 平安時代の水田面では、南北に長い畔(あぜ)が発見されましたが、これを壊す形で古代以降の水路と思われる溝が掘られていました。
 今月の調査地点は、よそから運んできた土で埋められていたところで、本遺跡にもともとあったものかどうかはわかりませんが、掘り出した土の中から大正時代の銅貨(写真2)が発掘されました。
 8月も、引き続きD区の調査を進めていきます。
連絡先
前橋0946遺跡調査事務所 090-3244-0006
写真1 手作業での水田面検出作業(D3区北 北西から)
写真2 1銭青銅貨幣(稲・大正2年)