事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報
下田(しもだ)遺跡
平成30年6月 調査
吾妻郡長野原町大字林地内
平成30年4月1日~平成30年8月31日
八ッ場ダム建設工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査
国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所
縄文・近世
本遺跡は、吾妻川左岸の舌状台地の段丘面上に位置しています。南縁は吾妻川により削られ、河床から30mほどの断崖で接しています。調査区の表土下には、天明泥流が1.5m~2mほどの厚さで堆積しています。
6月は、N区の東側と西側の調査を行いました。N区の東側はM区と同様に泥流により地表面が削られている様子が顕著でしたが、畑の畝を確認することができました。また、耕作の際に、不要な礫を片付けた集石が合計3か所で確認できました(写真1)。
N区西では、建物内に埋設されていた桶や周辺の石垣などの遺構を精査しました。便槽として使われていたと思われる桶は残存状況もよく、桶の外枠の板をまとめるための外側のタガもはっきりとした形で確認することができました(写真2)。
7月からはN区の中央部分と、旧工事用道路下の調査を行っていく予定です。
6月は、N区の東側と西側の調査を行いました。N区の東側はM区と同様に泥流により地表面が削られている様子が顕著でしたが、畑の畝を確認することができました。また、耕作の際に、不要な礫を片付けた集石が合計3か所で確認できました(写真1)。
N区西では、建物内に埋設されていた桶や周辺の石垣などの遺構を精査しました。便槽として使われていたと思われる桶は残存状況もよく、桶の外枠の板をまとめるための外側のタガもはっきりとした形で確認することができました(写真2)。
7月からはN区の中央部分と、旧工事用道路下の調査を行っていく予定です。
八ッ場ダム調査事務所 0279-76-8040