事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報
唐堀C(からほりしー)遺跡
平成30年7月 調査
吾妻郡東吾妻町大字三島地内
平成30年7月1日~平成30年12月31日
平成30年度上信自動車道吾妻西バイパス建設事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査
群馬県上信自動車道建設事務所
縄文・奈良・平安
唐堀C遺跡はJR吾妻線矢倉駅の西約800m、吾妻川の対岸にあります。遺跡から北東を臨むと景勝岩櫃山がそびえています。標高は、420m前後。吾妻川右岸の段丘上です。東に唐堀遺跡と隣接する他、周囲には、四戸の古墳群や根小屋城跡などの遺跡があります。ハート形土偶で有名な郷原遺跡も2㎞ほど東にあります。平成28年度にも、上信自動車道吾妻西バイパス建設に伴って調査が行われました。この時は、1~3区が調査され、縄文時代から中・近世の建物や土坑・畠などが確認されました。
今年度の調査は、過年度調査区の東にある4区が対象です。遺跡の半分以上を占める広い区域です。これを7月~12月の6か月間で調査する予定です。7月には、調査を進めるための環境整備を行いつつ、東側半分の表土等を除去しました。所々には、平安時代末期に降下した、浅間粕川テフラ(As-Kk)が堆積しているのが確認されています。
今年度の調査は、過年度調査区の東にある4区が対象です。遺跡の半分以上を占める広い区域です。これを7月~12月の6か月間で調査する予定です。7月には、調査を進めるための環境整備を行いつつ、東側半分の表土等を除去しました。所々には、平安時代末期に降下した、浅間粕川テフラ(As-Kk)が堆積しているのが確認されています。
唐堀C遺跡調査事務所 070-4458-0366