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下里見上ノ原(しもさとみうえのはら)遺跡

令和7年7月 調査
調査場所
高崎市下里見町
調査期間
令和7年4月1日~令和8年3月31日
主な時代
縄文、弥生、古墳、奈良、平安、中・近世
遺跡の内容
7号墓(写真1)は、2つの墓が並ぶ弥生時代後期の礫床木棺墓(れきしょうもっかんぼ)です。隣同士に並んだこの墓に埋葬された人物たちにどのような関係があったかはわかっていませんが、両方の墓から銅釧(どうくしろ)(写真2)の破片が数点ずつ出土しています。銅釧とは、平たい帯状の銅板を腕に螺旋(らせん)状に巻きつけて使う装飾具のことです。そのほかに鉄釧の破片、鹿の角の破片も出土しています。
連絡先
下里見上ノ原遺跡発掘調査事務所 070-4458-0366
写真1 7号墓全景
写真2 銅釧