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下里見上ノ原(しもさとみうえのはら)遺跡

令和7年5月 調査
調査場所
高崎市下里見町
調査期間
令和7年4月1日~令和8年3月31日
主な時代
縄文、弥生、古墳、奈良、平安、中・近世
遺跡の内容
中央に炉がある竪穴建物が見つかりました(写真1)。炉では煮炊きが行われ、建物内を暖める機能もありました。この炉には、底を抜いた深鉢が2個体、口縁部を上にして埋められていました(写真2)。このような炉を埋甕炉(うめがめろ)といいます。土器の文様から、縄文時代前期後半(諸磯式期)の竪穴建物であることがわかりました。
連絡先
下里見上ノ原遺跡発掘調査事務所 070-4458-0366
写真1 12号竪穴建物全景
写真2 炉体土器No.13、14