事業団の発掘と整理
発掘調査の最新情報
金井水頭山遺跡
令和7年1月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町金井
調査期間
令和6年10月~令和7年1月
主な時代
古墳、奈良、平安、中・近世
遺跡の内容
1月は継続して集落遺構の調査をおこないました。最終的に竪穴建物は6世紀~11世紀のものが16棟(6世紀代3棟・7世紀代11棟・10世紀以降2棟)見つかりました(写真1・2)。特殊な遺構として、1128年の浅間山噴火に伴う火山砕屑物(As-Kk)で埋没した8号竪穴建物は、竪穴内の焼土から流動滓などが見つかっていることから鍛冶をおこなっていたと考えられます。また5世紀代の土器も出土していることから、遺跡周辺にはさらに古い時期の集落の存在が考えられます。調査は1月末で終了しました。
連絡先
金井水頭山遺跡発掘調査事務所 090-2654-3558