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発掘調査の最新情報
玉科(たましな)遺跡
令和7年1月 調査
調査場所
吾妻郡東吾妻町大字川戸
調査期間
令和6年11月1日~令和7年3月31日
主な時代
縄文、古墳、奈良、平安、中・近世
遺跡の内容
1月は古代の竪穴建物(1号竪穴建物)の調査を行いました。遺構確認面では1128年浅間山噴火に伴う火山灰(As-Kk)がドーナツ状に堆積していることが確認でき(写真1)、断面調査を行うと、火山灰は床面から30cmほど上に約30cmの厚さで堆積していました(写真2)。床面は焼土や炭化材に一面覆われており、焼失建物と考えられます(写真3)。カマドは、焚口から煙道にかけてL字状に曲がったような形をしていますが、本来の形なのか、古いカマドの煙道が残っているのか、現時点では不明です。今後調査を継続します。
連絡先
玉科遺跡発掘調査事務所 090-2414-2561