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発掘調査の最新情報
下里見中原遺跡(しもさとみなかはら)遺跡・下里見上ノ原(うえのはら)遺跡・下里見大通(おおどおり)遺跡
令和7年1月 調査
調査場所
高崎市下里見町
調査期間
令和6年4月1日~令和7年3月31日
主な時代
縄文、弥生、古墳、奈良、平安、中・近世
遺跡の内容
1月は、上ノ原遺跡を中心に調査を進め、新たに広げた北部で弥生時代の「礫床木棺墓」を3基発見しています。木棺の両小口側に礫を積む形をしていて、2基が並んで埋葬されている方は一部周溝らしき溝が巡ります。うち1基には後期の樽式土器が集中して出土しました(写真1、2)。中央部では弥生時代から平安時代までの竪穴建物を9軒調査しています(写真3)。また、上ノ原遺跡と大通遺跡にまたがる傾斜変換点に沿うようにピットが列状に並ぶ「柵」も見つかりました(写真4)。
連絡先
下里見中原遺跡発掘調査事務所 070-4458-0366