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東上之宮(ひがしかみのみや)遺跡

令和6年9月 調査
調査場所
伊勢崎市東上之宮町
調査期間
令和6年4月1日~令和7年3月31日
主な時代
縄文、弥生、古墳、奈良、平安、中・近世
遺跡の内容
西上之宮遺跡3区で、上幅5.7m・下幅4.8m・深さ45cm程の大溝を調査しました(写真1)。溝の底西側には、上幅40cm・下幅25cm・深さ10cm程の川原石が詰まった小溝がありました。大溝が台地の縁にかかる箇所の西側では、楕円形の溜井も調査しました(写真2)。長径上幅5.5m・下幅3.5m・深さ1.2m程でした。南東の水出口付近底面には、上幅50cm・下幅15cm・深さ8cm程の水路状の落ち込みがありました。作成時期が同時期かは不明ですが、中世と思われ、両遺構とも同じような洪水砂で埋没していました。
連絡先
東上之宮遺跡発掘調査事務所 電話 070-2655-7726
写真1 中世大溝の調査状況
写真2 溜井の調査状況