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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

綿貫41(わたぬきよんじゅういち)遺跡 平成31年2月調査
調査場所

高崎市綿貫町地内

調査期間

平成31年1月1日~平成31年3月31日

調査原因

平成30年度社会資本総合整備(活力・重点)(主)前橋長瀞線現道拡幅事業

委託者

群馬県高崎土木事務所

主な時代

古墳・奈良・平安・中世

遺跡の内容


 綿貫41遺跡は、井野川右岸の高崎台地上に位置しています。今年度の発掘調査地点は、国道354号高崎玉村バイパス交差点から南側、県道前橋長瀞線に沿った600mほどの範囲が対象地です。
 1月から12の調査区を設定し、各調査区内をさらに分割した区画ごとに着手し、2月からは2班体制で調査にあたっています。
 これまでに調査が終了した1区では、竪穴建物2軒、土坑23基、井戸1基、ピット62基、溝8条、3区では、土坑6基、井戸4基、ピット25基、溝5条が発見されています。2区の1号溝は、覆土上層にAs-B軽石(1108(天仁元年)に浅間山の火山活動により噴出された軽石)が堆積していることから、溝の時期は、平安時代以前と判断されます。また、埋没土内からは、古墳時代の遺物が出土していますが、詳細な溝の時期は今後に託されます。5区では、古墳時代の竪穴建物が見つかっており、現在調査を進めています。
 2月より開始した8区から12区の調査区では、10区と11区の調査が終了しました。10区と11区では、4条の溝と土坑が3基発見されています。現在、8区において古墳の主体部と思われる石組み、中世の堀跡などを調査しています。9区では、方形の溝に囲まれた内側からは、古墳時代前期の大型の竪穴建物1軒、土坑2基、中世の火葬跡3基。また、12区では、古墳の周堀と思われる溝、古墳時代のカマドを備える竪穴建物が6軒、焼土・灰・鉄滓を伴う土坑など3基、中世の火葬跡1基、が発見されました。


連絡先/綿貫41遺跡調査事務所 090-5411-8578

2区第1号溝調査状況(南から)

写真1 2区第1号溝調査状況(南から)

9区第1号竪穴建物(北から)

写真2 9区第1号竪穴建物(北から)

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