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群馬の遺跡・出土品発掘遺跡の最新情報

安中市0334(あんなかしぜろさんさんよん)遺跡 平成31年1月調査
調査場所

安中市安中地内

調査期間

平成30年12月1日~平成31年3月31日

調査原因

平成30年度西毛広域幹線道路整備に伴う埋蔵文化財の発掘調査

委託者

安中土木事務所

主な時代

古墳時代、奈良・平安時代、近世

遺跡の内容


 1月からの調査は、3区と4区を開始し、竪穴建物9棟、復旧坑27基、柱穴や土坑等を調査しました。竪穴建物は、古墳時代後期(7世紀)から平安時代前期(9世紀)のものが確認できています。192号竪穴建物(写真1)は、奈良時代末期から平安時代初期の竪穴建物です。長辺約4m、短辺約3mの横長長方形で、カマドが北東壁に設置されていました。カマドの燃焼部からは、土師器の甕が完形で出土しました(写真2)。復旧坑(天明3年(1783)の浅間山の噴火に伴うAs-A軽石を廃棄した穴)の形状の多くは、長方形の土坑でしたが、井戸や貯蔵用施設のために掘り込まれた穴を利用したものもありました。21号復旧坑(写真3)は、東西約5m、南北約4mの楕円形で、深さが約2mありました。下に降りるためのスロープが設置されていたことや底面に礫が集中していたことから、浅間山の噴火以前は、貯蔵用の室か礫を廃棄するための穴として使用していたと思われます(写真4)。その後、大量に降り積もったAs-A軽石を廃棄するのに利用したものと思われます。

連絡先/安中市334遺跡調査事務所 090-2414-2561

192号竪穴建物遺物出土状況(西から)

写真1 192号竪穴建物遺物出土状況(西から)

192号竪穴建物カマド全景(西から)

写真2 192号竪穴建物カマド全景(西から)

21号復旧坑断面(南東から)

写真3 21号復旧坑断面(南東から)

21号復旧坑全景(南西から)

写真4 21号復旧坑全景(南西から)

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